土器片とガラス片

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年月日:2016.11.6
サイズ:3.8×2.5×0.6cm
素材:土器片、ガラス片
場所:豊島 香川
発見者:下道基行

date: 6.11.2016
size:3.8×2.5×0.6cm
material:Earthenware, Glass
place:Teshima islands, Kagawa
discoverer:Motoyuki Shitamichi


瀬戸内海の豊島に来た。
ある浜辺に縄文式土器があがる、という噂を聞いた。
実際に行ってみると、明らかに石ではなく素焼きされた土器の欠片がたくさん転がっているのを見つけた。島の小さな博物館で見た縄文式土器と同じ色の焼き味に良く似ている。

話しによると、この浜辺のすぐ隣の浜辺に縄文の遺跡があったが、産業廃棄物の処理場として遺跡は掘り起こされ姿を消したという。もしかするとそこから海に流れ出た土器が流れ着くのだろうか。

土器片を拾い上げると、角が丸まっていた。波に洗われた縄文式土器をはじめて見た。何千年も前に人間によって作られた生活の道具が、数十年前に偶然にも土から掘り起こされてしまい、今目の前で波に転がされて丸くなっているのだ、と欠片が旅してきた時間を想像した。
ふと、浜辺に目を落とすと、同じような形をしたガラス片が同じように波に洗われている。ガラス片は最近のものだろう。拾い上げ二つの欠片を一緒に手の中で見てみると面白い感覚がした。
何千年も時間差を持つ食器の欠片が、今目の前でコロコロと転がりながら現在進行形で少しずつ丸く小さくなっていること。
この感覚を例えるなら、それは夜空で星を眺めているような感覚だろうか。夜空の星々は目の前で同じように輝いていながら、実はそれぞれ遠い過去にバラバラに発せられた光を僕たちは今同時に見ているという感覚。


この浜辺で拾った二つの食器の欠片をセットで。