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ダイソーのスパナ

¥350 税込

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年月日:2016.6
サイズ:10×3.5cm
素材:鋼鉄
場所:東京都渋谷区
発見者:児玉浩宜

date: 6.2016
size: 10×3.5cm
material:steel
place:Shibuya,Tokyo
discoverer:Hironori Kodama


【物語1】
6月、知人の台湾人女性から日本の骨董市に連れて行ってほしいと言われ、 ちょうど翌日に開かれるという市をネットで見つけたので出かけることにした。
都内で毎月開かれているというこの骨董市は、無数の露店が並び、客は外国人観光客ばかりだった。 店主も皆、片言の英語を巧みに操り、骨董の持つ物語を外国人に語りかける。
「これは旧日本軍の病院で使われいたスリッパで、、、」 「このランプは1920年代のモノで、当時の家庭では、、、」
その物語が本物かどうかはわからないが、なかにはまだ新しそうな和風の家具をレトロ調にアレンジして 骨董風にみせたり、
雛人形の五人囃子の一体をガラスケースに入れて日本人形として売っていたりして、 どれも数万円からという値段。
もはや何が骨董で、何を基準に値付けをしているのか全くわからないが、それでも外国人は嬉しそうに買っていく。
どの店主も景気が良さそうな顔をしていた。 知人の台湾人に日本の嫌な部分を見られたような気がして申し訳ない気持ちになったが、
彼女は売り物の日本の着物を見ては「キレイ!キレイ!」とはしゃぐばかり。 観光客ではないただの学生なので財布の紐も固く、
そもそも何も買うつもりもないようで少しホッとした。 こちらも骨董に興味がないので、一通り露店を見終わって帰ろうとしたところ、
全くひと気のない店を見つけた。 やる気のなさそうなおじいさんがやっている中古工具の店だった。 古びた木箱のなかに、
錆びた工具や何に使われていたのかわからない部品が乱雑に放り込まれていて、 すべて100円だった。 その中に真新しそうなスパナがあった。
手にとってみると「 DAISO」と刻印されいる。 なぜ、骨董市に100円でどこでも買える新しいスパナが100円で売っているのか。 わけがわからない。
しかし、実はこのスパナにも深い経緯や、いろんな人の手に渡ってきた物語があるのではないかと思い、 店主のおじいさんに詳しく聞いてみるも「え?!うーんと、まぁ」と言葉を濁す。
こちらもどうしたらいいのかわからず、混乱したまま100円を払い、持って帰ってきた。
(児玉)


【物語2】
コダマさんは
栃木と千葉の土地をヤフオクで購入して自力で家を建てている方で、生活費を極限まで下げたらそんなに働かなくてもいいというBライフと呼ばれるスタイルで震災以降に拡がっていった新しい暮らし方を実践していて、日本各地にBライファーと呼ばれる暮らし(格安で土地を購入してセルフビルドで小屋を作って生活する人)をしている人が集ったり、情報交換をするBライフ専門店 北倉庫を高円寺で運営されてる方でもあります。
(山下)


※御購入の方には、商品と新しい骨董サイン入りの証明書を付けて、送料無料でお送ります!(ということは、商品は100円程度……)

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