葉っぱ

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年月日:2016.3.18
サイズ:149×100×2mm
素材:イタヤカエデ
場所:青森
発見者:山本修路

"fallen leaf"
date:18.3.2016
size:149×100×2mm
material:Acer mono ver. Maxim
place: Aomori Japan
discoverer:Shuji Yamamoto


【物語1】
3月18日
青森県十和田市十和田湖畔宇樽部地区の国立公園の森(第1種特別地域)にて、イタヤカエデ20本から樹液を採取するために仕掛けたタンクに溜まった樹液を回収する傍、ある一本のイタヤカエデの根元の雪を60cmほど掘り、雪の下にある落ち葉も回収した。

イタヤカエデの生えるこの森の主要植生はブナとミズナラであり、イタヤカエデはブナとミズナラの隙間に生えている様子である。
森の地面はいくらか起伏がありイタヤカエデは起伏の上部に生える傾向がある。
雪が溶けていく段階で上部のほうが早く溶け地面が顔を出し、一番早く開葉するブナの後ではあるがイタヤカエデの稚樹も開葉し光合成できるチャンスが少なからずあるのであろうと見られる。(稚樹が光合成し病原菌などの枯死の原因になるものへ防御物質を作る必要がある)陽の光の届きにくい下部では雪が残り、イタヤカエデの実生があったとしても、ブナもミズナラも芽吹いたあとではどうにも太刀打ちできないのであろう。もちろんこれ以外にもなんらかの要因はあるのだろうが、起伏の谷部はイタヤカエデが一本も生えていないことを見れば少なくとも原因としてあるかもしれない。
どのように葉っぱが陽の光を得るかどうかはその種の存続に大きな意味を持つ。

樹液を採取し味わうという行為をすることにより、この森の冬の風景をとても美しい風景と見るようになる。
それは、この風景になればこその美味しい樹液だからである。
人が自然を見て抱く感情はこういったものから来ているのではないかと思う。

イタヤカエデ
学名:Acer mono ver. Maxim
分類:カエデ科カエデ属


※当事業は、国立公園であると同時に、文化庁の国指定特別名勝及び天然記念物に指定されている地域のため、文化庁から許可を得て実施している。また、当該地は国有林内であるため、林野庁(所管営林署)からも許可を得て実施した。

(山本修路)


【物語2】
◆メープルプロジェクト概要
青森県の十和田湖周辺では昭和30年頃から、冬の収入源としてイタヤカエデから樹液を採取しカエデ糖を生産販売していました。
十和田産のカエデ糖は日本で初めての国産メープルシロップでした。昭和6年の国立公園法制定により、十和田湖周辺は十和田国立公園となっており(のちに十和田八幡平国立公園)、自然保護活動家の保護活動が活発化し、カエデ糖が生産できなくなり廃止になりました。
十和田にはこのような歴史があります。
そして、平成23年。
十和田市在住の大久保学氏を中心に過去の作業工程などの記録・保存を目的として、十和田湖畔の宇樽部地区にてイタヤカエデ10本から樹液を採取し、カエデ糖を生産しました。翌年、イタヤカエデ30本から樹液を採取し生産販売もしました。
これを踏まえ、平成26年3月に採取地を民有林に移し、その森の植生調査からイタヤカエデがたくさん生育していることがわかり、イタヤカエデ50本から樹液を採取しました。
この取り組みによって、十和田のカエデ糖が地場産業になりうるのか、そこの地域のためになるのか、冬の新しい取り組みになるのかなど、冬の森にはどのような可能性があり、また、問題点や課題がどのようなところにあるのかを検証することを目的としました。
続。平成27年3月の採取地は、昭和30年ころから40年代まで樹液採取が行われていた十和田湖畔宇樽部地区での採取としました。
イタヤカエデの生える土地をより深く読み込むために、一本一本のイタヤカエデから樹液が何リットル採取できるのか、糖度は何%か。時間とともに出てくる樹液の糖度がどのように変化していくのか。林冠の状態や樹高、胸高直径などのデータを取り、個体差や優秀なイタヤカエデのサイズ、それと、過去の宇樽部地区のカエデ糖生産がどのような理由で優秀であったのかを検証していくことにしました。
そして、なぜ1956年当時の営林局がこの取り組みをすることに至ったのかを追ってみることにしました。

(山本修路)

続く…