三角

¥ 2,500 SOLD OUT

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年月日:2016.2.16
サイズ:72×30×27mm
素材:木
場所:青森
発見者:下道基行
協力:金子由紀子

"triangle"
date:14.2.2016
size:72×30×27mm
material:wood
place: Aomori, Japan
discoverer:Motoyuki Shitamichi
collaborator:Yukiko Kaneko


【物語1】

この木の欠片は、国際芸術センター青森(ACAC)で、つい先日まで使用されていた。ガラスの扉を開けっ放しにする為に挟んでいたもの。

ACACがオープンして以来ずっと専属のテクニカルである椎さんが作ったからだろうか、自宅の机において眺めていると使い込まれた木の工芸品にように感じてくる。

ACACは青森市街地から南へ山に入った森の中にある。2001年に完成して以来、国内外のたくさんのアーティストが滞在し制作/展示を行なってきた。専属でその作品制作や展示設営や照明や”裏方”を一手に支え続けた椎さんはたくましいDIYの固まりのような方である。

ACACの設計は安藤忠雄氏で森の中の重厚感あるコンクリートがとても美しい。しかし、「安藤建築の格調高く美しい佇まいに対して細やかなファンクショナルな部分の欠落」、「建物自体や建物が切り取る風景の美しさの反面、時に使う人に負荷がかかる建築である」と元学芸員H氏は語る。
僕自身も2012年に3ヶ月滞在制作し展覧会に参加したが、滞在中、段差だらけで搬入が大変だったり、冬極寒のレジデンスの床がコンクリート、美しいが大胆すぎるレジデンスの風呂場問題、巨大なガラスを使用した為に扉や窓が重すぎて開け辛いことなどなど数えだしたら切りがない「ファンクショナルな部分の欠落」を感じた。しかし、僕や滞在した人々や、訪れる人々は、森と建物自体のコントラストや静かに芸術に触れる喜びや建物が切り取る四季の自然の美しさに何度も感動させられる。

椎さんは作家に寄り添うのと同様に、そんな巨大な建築に長年寄り添いながら、細かな建物のメンテナンスを行なってきた。様々な廃材を使いながら、台車を走らせるのに不便な段差を埋めるスロープ(写真右)や、今回出品しているような重すぎる扉を止めておく為の”三角”など、創作物は数多い。
それらは建築や展覧会に比べれば小さく些細な存在かもしれないが、実際に使用する人々の為に無くてはならないもの。それらの小さな木工はきれいに面取りされヤスリがかけられ、ひとつひとつが優しく美しい。
コンンクリート製の巨大なハードとは対照的な小さくソフトで暖かみを感じる存在感は、滞在し生活し制作していた僕の胸を小さく打った。


【物語2】
この小さな古道具は、「I-Phoneの空き箱」に入れてお届けします。(左に写真あり)
このページをプリントアウトした証明書を付き。


【物語3】
この木の三角が挟まっていた扉には既に新しい三角が挟まっている。

【物語4】
もしこれが売れた場合、そのお金は椎さんへの定年退職のプレゼントに変えようと思っています。(お酒は最近控えめなようですのでそれ以外で何が良いか……、取らぬ狸の皮算用で悩んでいます。何か椎さんにぴったりなプレゼントをご存知の方、是非教えてください。お願いします。)onkochisin1214@gmail.com(下道まで)

【物語5】
プライスダウン。購入したいプレゼントの値段。
5000円→2500円