空き箱

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年月日:2016.1.10
サイズ:279×224×30mm
素材:紙
場所:愛知県
発見者:下道基行

コダックの印画紙の空き箱。(六つ切用)
印画紙は入っていません。
ステッカー部分が蝶番のように繋がっていて開きます。

"empty box"
date:2016.1.10
size:279×224×30mm
material: paper
place: Aichi, Japan
discoverer:Motoyuki Shitamichi

【戯言】
「陽光くんが、空き地で昔のプルタブを発掘している」
少し前に、そんな情報を聞いた。それは本当?それとも誤解?僕はそれを聞いて、「新しい過去/地層の発掘だー!」「貝塚だぁー!」と頭がグルリっとした。僕自身幼い頃に貝塚に興味を持って掘りにいった事があり、食べ終えた貝を古代の人が捨てたゴミの山の地層と、飲み終えた缶のプルタブというのが妙にかぶって感じて面白いなぁと思った。(貝塚はゴミの山ではなくて、海の幸に感謝した貝の墓だという説もあるが)
そういえば、最近、写真の暗室がバタバタとつぶれていている。そして印画紙やフィルムの種類も激減している。コダックは破綻した。印画紙用の箱も、今ではダサいのが1種類しか残っていない。(出品したものはもう作られていないもの)かつてフランスで貸し暗室に通っていた時に、この箱が暗室の入り口に、高く詰まれ、箱の側面に色々な人の名前が書かれていたのを思い出す。『MICHI』と僕は箱に書いていたから、暗室のフタッフのこに『ミシ』と呼ばれていた。(CHIはシと発音する)この箱は片側がシールが蝶番のように機能して非常に機能的でかっこいい。でも箱は箱で、中身ではなく、ゴミ。まだ、今なら、いろいろな写真家のスタジオに行けば、古い箱たちがたっくさん積まれている事だろう。作品じゃないのに、丁寧にサイン入りだろうし。廃れていく民具のように、今のうちに買い集めようか。なんて。(貝塚の説みたく、コダックへの感謝の墓場というのも悪くない)

コダックの箱の価値がついているか、ヤフオクで見てみると、まだ出品は無いし価値はついていないみたい。
ある時代のゴミは、ある時代の骨董になる。ただ時期を逃すと一気に消える。だからまた価値がつく。

宮本常一が消えていく時代の話や民具を集めたのは1960年代。オリンピックや高度経済成長で、昔から繋がっている文化や物語が一気に消え去ろうとしていたのだろうと想像する。では、このデジタルやネットの時代、そしてまた来るオリンピックの片隅で一気に消え去ろうとしているものたちの声に耳を傾けてみるのはどうだろう。


【戯言2】
この箱は印画紙が入っていたけど、空き箱として何を入れても良い。そして、結構丈夫なので、僕は葉書や色々な物を入れて本棚に並べたりして使ったりしている。