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ヌードル・カップ
¥500
SOLD OUT
年月日:2020 サイズ:- mm 素材:- 場所:福岡 発見者:山下陽光 date:2020 size:- mm material:- place:Fukuoka, Japan discoverer: Hikaru Yamashita ご無沙汰しております。 お元気ですか? 先日、陽光くんと”行きつけ”の浜辺へ行きました。 そこはかつて初代日本漂着物学会会長の石井忠氏の歩き続けた浜。 陽光くんが嬉しそうに拾い上げたのは、無名の器。 浜辺で砂に擦られ文字を失ったのだろう。 見事な骨董です。 おすすめです。
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何処かに行ける地図
¥350
SOLD OUT
年月日:2019.03 サイズ:- mm 素材:- 場所:恵比寿、東京 発見者:山下陽光 date:03.2019 size:- mm material:- place:Tokyo, Japan discoverer: Hikaru Yamashita 何処かに行ける地図 恵比寿の道を歩いていたら地図を拾った。誰かに向けて書かれた地図は理解できるような出来ないような2点の場所がピックアップされている。服屋なのか?事務所か民家か? 1階か?階数もわからないので、二点の場所に何の接点があるのかわからない。誰かにとっての重要な地図を関係のない第三者が想像するのはとても楽しい。三枚の紙の一部に描いてあって、三枚の紙にも何かしらのヒントがあると思う。 これからもどんどん 地図を拾って想像したい。
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裏ロシアアバンギャルド
¥350
SOLD OUT
年月日:2019.03 サイズ:- mm 素材:- 場所:- 発見者:山下陽光 date:03.2019 size:- mm material:- place:- discoverer: Hikaru Yamashita 裏ロシアアバンギャルド 阿佐ヶ谷に住んでたからアサちゃんと呼んでた女の子が旧ロシア圏を旅しながら主にチェブラーシュカの雑貨を買って日本で販売して生活してる。旅しながら生活するなんて最高すぎる。3月17日に雑司が谷みちくさ市に帰国してるアサちゃんを誘って一緒に出店した。 その時に購入したのが今回の裏ロシアアバンギャルドである。 凄くないっすかこのバッジの針部分。どうなってんだ?時計なのかピタゴラスイッチなのか。無骨で複雑でワイルド。たまんない。バッジは表の図案の興味で買うのが普通だろうけど、バッジの裏見て買ったのはヒカチャンが初めてだよと、アサちゃんに言われた。1200円で購入した超カッコいい裏ロシアアバンギャルドバッジ。オモテ面は購入した方のお楽しみというわけで、送料込みで350円でいかがでしょうか?
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豊田点字ブロック
¥10,000
SOLD OUT
年月日:2019.01 サイズ:- mm 素材:- 場所:豊田、愛知 発見者:山下陽光 date:01.2019 size:- mm material:- place:Aichi discoverer: Hikaru Yamashita 豊田点字ブロック 2018年に愛知県豊田市でナデガタインスタントパーティーが主催するリキャスティングクラブにゲストで呼んで頂いた帰り道に点字ブロックが破損していた。それを持ち帰り出品し、売り上げのお金で目が見えない人の為になる事に使えないか?と考えた。 点字ブロックを修理するお金としても良いけれど、点字ブロックが綺麗になってるのは視覚障害者ではなく、目が見えているからだと思うと、綺麗になる事よりも、点字の絵本を図書館に寄贈する方がいいのではないかと思い、売り上げで小学館が発行している「テルミ」という視覚障害者が指で触って遊べる絵本 「隔月刊誌を400円×6回(2600円)」を販売金額が1万円だったので4年間寄贈することにした。 新しい骨董のサイトに点字ブロックの破片を1万円でアップしたところすぐに売れた。 豊田市で拾ったので豊田市中央図書館に寄贈することにしたんですが なんと豊田市中央図書館は寄贈を受け付けていないとのことだったので、ナデガタインスタントパーティー経由で豊田市に連絡をしてもらい点字の本を寄贈したいことを伝えてもらったところ、どうぞよろしくお願いしますということになり、テルミ編集部に電話をして、振込用紙を送ってもらい、豊田市中央図書館に寄贈する手続きを済ませました。 今回下道氏と名古屋で新しい骨董トークをやった翌日に、豊田市でナデガタインスタントパーティーが続編の祭り展示をやっているとのことで、図書館にも行って寄贈された点字の本があるかを確認に行ってみた。 図書館について、点字担当の司書さんに点字の絵本コーナーを教えてもらいテルミを探すけれど、見つからず、聞いてみると、「只今2冊あるんですけれど、、、まだお出しできておらず、、」と、骨董よ、新しい骨董よ、伊達直人がすぎるるよ! 無記名で突然寄贈先に送っても???状態で出していいのかの判断も出来ずに出しかねていたとのことで、私がタイガーマスクですのテンションを抑えながら、寄贈させて頂いてる者ですと言うとなるほどテンションで書庫にショコショコっと飛んでいってテルミを見せてくれた。名物コーナーの、めいろや恐竜などが発砲プリントされていて凹凸を楽しめる仕上がりになっておりました。 豊田市中央図書館で閲覧できます。 今回も豊田市の高架下横の道の点字ブロックがバキバキに破損してる所を通ったら沢山の収穫がありました。今回販売して購入して頂いた方のお住いの図書館にテルミを4年間寄贈予定です。新春にいかがですか? 山下陽光
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人体を通過したビー玉
¥1,190
SOLD OUT
年月日:2018.11 サイズ:φ13mm 素材:ビー玉 場所:名古屋 発見者:柴田先生 date:11.2018 size:φ13mm material:- place: Nagoya discoverer: Ms.Shibata 「人体を通過したビー玉」 それは突然の出来事だったらしい。「らしい」と書いたのは、僕はその場面には居合わしておらず、妻から「ビー玉!飲んじゃったみたい!」とちょっとパニック気味な電話がかかってきたのだ。ついに、119番の出番か?よくよく聞いてみると、2歳になる娘が家にコロがっていた小さなビー玉を、目を離した隙に飲み込んでしまった「らしい」のだ。「らしい」と書いたのは、妻も飲み込んだ場面は見ておらず。「まーまー、ひーだま、のんだっだ(ママ!ビー玉のんじゃった)」という、覚え始めたばかりの2歳児の言葉と動作を解読すると、どうやら「口からビー玉を飲んだ」らしいのだ。 確信が持てないまま、念の為、ネットで『幼児 ビー玉 誤飲』で検索すると。 「泣いてなければ、大丈夫。」「ウンチと一緒に出てきました。”運”にまかせて。」など、ウィットに富んだコメントも見受けられ、まあ本当に飲んだかわからないし、様子を見るか、とその日は、そのままに…。次の日、心配をよそ目に、元気そうに保育園に行く娘。先生への連絡ノートに「もしかしたら、昨日ビー玉飲み込んでいるかもしれません(涙)」と記入し、送りだす。 そして、その日の夕方…。お迎えに行ってみると…! パンパカパーン!「出てきました!これですよね!」「ビー玉!」と嬉しそうに、先生。商店街で景品当たった!嬉しいですよね!やりましたよね!的な表情で、片手にビー玉をお持ちになっていた「らしい」(妻談)。ウンチと一緒にでてきたそうで。先生、ご丁寧に洗浄して、ビニール袋に入れて、ビー玉を保管してくださいました。保育園の先生すごい!先生、本当にありがとうございます!どこまでもついていきます! 一人の人体を通過して、手元に帰ってきた1つのビー玉。こういう珍品を、喜ぶのは世界広しといえども「新しい骨董」の皆さましかいないだろうな。と思って、上述の話を下道氏に話をしてみたところ、こちらからの提案を待たずに「新しい骨董行きだね。」と一言。 人体を通過したビー玉。 新春開”運”。お守りにどうぞ。 山城大督
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齋藤陽道 とコーヒー
¥350
SOLD OUT
年月日:2018.09 サイズ:- mm 素材:- 場所:東京 発見者:山下陽光 date:09.2018 size:- mm material:- place: Tokyo discoverer: Hikaru Yamashita 齋藤陽道さんに会った。 三田のガウディこと、岡啓輔師匠が1人でビルを建ててる。その名も蟻鱒鳶ル。ココで途中でやめるの直売をやらせて下さいとお願いしたら速攻でオッケー頂いて、服を並べてガチコン直売スタートしたら、どデカイ荷物を抱えた真夏の夏の日焼け旅人2人がやってきた。その1人が齋藤陽道(さいとう はるみち)さん。写真家で最近本をドギャンと何冊も出されてて、今読んでる最中。 さいとうさんは耳が聴こえなくて、手話かメモで話すんだけど、顔の表情が豊かすぎて、顔っ!顔っ!という顔のうるささがたまらなく最高に良く、そしてその顔力がドンと来る。 初めて会った瞬間から、ポッケからメモをさっと取り出して、はじめまして、齋藤陽道です。からはじまる挨拶とやりとりをささっと書いてくれる。 そのメモが、 モノよ、モノよ!という感じ。 昔の新聞記者のように直ぐにメモる。出す見せる。いつものことなんだろうけど、スマホに慣れすぎでペンを持つことすら距離があるのに、さいとうさんはギャン書き。毎日執筆してるな〜。毎日モノが出来てるな〜。毎日出版して欲しいな〜と思う。せっかくなのでやりとりした紙を下さい。新しい骨董で売りたいです。とお願いしたらあっさりオッケー頂きました。 ラオス土産のコーヒーも同封します。 素敵な人だった〜 山下陽光
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点字ブロックと本
¥10,000
SOLD OUT
年月日:2018.09 サイズ:- mm 素材:- 場所:豊田、愛知 発見者:山下陽光 date:09.2018 size:- mm material:- place:Aichi discoverer: Hikaru Yamashita 豊田 ナデガタインスタントパーティーのハイブリッド文化祭の帰りにホテルから豊田駅まで歩いたら、財布ないのに気づいて冷や汗垂らしてホテルに戻った帰り道。高架下の視覚障害者のための黄色い凹凸シートがベロンベロンに剥がれまくってて、こりゃぁひどい。修復しまくりたいねぇと一緒に歩いてた宇野澤さんと話してたら、凹凸シートのカケラが落ちてたので拾った。コレを1万円で売って凹凸シートを普及してるところに寄付したら良いのではないか。 視覚障害者にとっての凹凸シート、点字ブロックは命綱なので、その命綱を売って新しい命綱を購入するのは良い循環。 効率のいい公共性を考える 点字ブロックを敷くのに寄付するのはとてもいいことなんだけど、実際に豊田市駅近辺でこの点字ブロックはどの程度役に立っているのか? 豊田市の人口42万人 豊田市駅の1日の平均利用者28,500人 豊田市駅2キロ圏内に住んでる人口52,938人 豊田市駅2キロ圏内昼間人口64,701人 豊田市の視覚障害者人口1〜6級 682人 ここまで調べて、豊田市駅の効果横の点字ブロックがガタガタなのは見た目がボロボロであって、綺麗であれば良いんだけど、その綺麗さを求めてるのは見えてる健常者ではないか?と思うともうわからなくなってきて、どこに何があるのが良いのかを考えたら、小学館が発行してる視覚障害児童向けのテルミという立体印刷の雑誌で動物や迷路などが凹凸で印刷されている接触絵本を豊田市中央図書館に寄贈するのがナイスなのではないかという答えになりました。 1年に6回発行で2400円なので1万円で売れたら4年間の定期購読寄贈ができる。これ最高に近い公共性!ギャンギャン!! 黄色い点字ブロックの破片と共に、一冊の本も同封します。 ゆびで聴く―盲ろう青年福島智君の記録 (シリーズ 市民の活動) 1988年に出版された素晴らしい本です。インターネット以前の盲ろう青年とその周りのボランティアの記録です。今、インターネット、スマホの登場で視覚障害者やろう者も快適に過ごせるテクノロジーがギャンギャン進化していますが、このテクノロジー 前夜に見えない聴こえない人はゆびで聴いいた記録です。 視覚障害と音が聴こえないことを福島青年は冒頭でこのように書いています。 盲ろうとは 福島智 深海魚が泳いでいる。ここは海面下、何百メートルだろうか?まわりに光はない。 全くの闇だ。そして無音の世界である 私は盲ろう者。まるで深海魚がすむような世界に住んでいる。いやまて、こんなに強烈な水圧と寒さはごめんだ。もっと洒落た“盲ろうの世界”もありそうなものだが、、、、、 略 もう一つ、盲ろう者のコミニケーションに共通する点をあげれば、それがすべて触覚によるものであるということだろう。手や指を用いるわけだから人と話す場合なら、手の届く距離にいる人としか直接話すことができないということである。手がとどく距離とは、自力で盲ろう者が外界を深索できる範囲をも意味している。こう考えると盲ろう者はまるで半径五、六〇センチの目に見えない円柱の中に閉じ込められているようなもので、その壁の内側に手をさしのべてきた人、しかも一度に一人の人としか話せないわけである。全く不便な話ではないか。しかし触覚によるコミニケーションがもつ良い点もあるのではないかと思う。それは、まさにそれが「触れる」ことによって成り立つという点だ。手で触れるということは 常にそこに体温をともなう。文字どおりの温かさである。そして、触れるということは両者の距離がゼロになることであり、しっかりと触れ合ったという安心感のようなものが生まれてくる。(p4〜p7) 山下陽光
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古道具坂田に行ってきました
¥350
SOLD OUT
年月日:2018.09 サイズ:- mm 素材:- 場所:目白、東京 発見者:山下陽光 date:09.2018 size:- mm material:- place: Tokyo discoverer: Hikaru Yamashita 新しい骨董 古道具坂田に行ってきた。 モノの価値が変わる瞬間や、ゴミのようなものがお宝に変わる瞬間。 目白駅から徒歩5分 以前、下道君と行った時に店主の坂田さんがこんなことを話してくれた。若い方が作品展やいろんな案内をくれて行くときはファイティングポーズで勝つ気で行くんですが、ボロ負けして帰ってくることが多くて、良い作品を作ってる方が多いです。というようなことを話されていた。骨董屋に新風を巻き起こして、ドスンと構えたヤバい人だと思ってたので、物腰の柔らかい方でとてもよかった。その後も、椎名町の南天の肉そばを食べに行った後の散歩コースや、目の前の徳川ビレッジという謎の金持ち地帯の道路幅の広さに驚きながら散歩したり、池袋モンパルナスギャンギャンなどと言いながら何度か訪れたんですが病気で入院されてたりで、タイミング合わずだった。しかし、行くたびに電話して今日やってますか?と聞くのも野暮な気がしてて、今回は前日に新大久保で呑んだ酒が残っていて安定のブラリ途中下痢の下車の旅で、早めの対策で目白で降りてよかった。 入店。 藍染のボロと対をなすように、とんでもなく大きな紙(2メートルくらい)の袋が貼ってある。コレは何ですか?と聞くと繭や蚕を入れる袋だったんじゃないでしょうか?とのこと。またフラリとしながら、ココにあるもので1番新しいものは何ですか?と聞くと、うーんと考えて、新しいものが大好きなので、例えばスウォッチとか、、と言って奥の部屋に消えて行かれた、そして、1枚の紙を見せてくれた。坂田さんが雑誌に書いた原稿のようで、エールフランスの機内食で出されていたフォークやスプーンが凄くよくて、この隣に写ってるのは16世紀のフォークとナイフなんですけど、と。 栗のカスのジェンガ。今この原稿を書きながら隣のマンションの管理人さんがくれた栗を食べている。この栗の皮を向いたやつを重ねてたらジェンガ気分になって、どんどん重ねる。 すると崩れる。しかし崩れてもジェンガのようにキチッとしてないので、また積み重ねる事ができる。こういう本来のゲームとは違う遊びに突入する瞬間が好きだ。 このエールフランスのフォークとスプーンがどうしても欲しくてスチュワーデスの方にくださいって言ってみたんですよ、そしたらね、機内で使ってる物なので差し上げることはできませんって言うんですよ。でもね。私見てませんからって。 今はもう使われていないそうで、おそらく使い捨てのに切り替わってるだろうけど、良いですねこの感じ。再び店を見回して、パッと目についた物を手にとって、コレは新しいですか?と聞くと、うーんどうでしょうかね、たぶん石で作られてるんですよと。 買っても良いし買わなくても良い。どちらでも良いんだけど ココに来た記念にと、コレを下さいと購入。 いくらって書いてますか?と1800円と。と答えて購入。とてもよい時間だったので、今回新しい骨董でコレを転売します。転売の印象が悪いので、100円➕送料で350円で。 近日中にUPします。この中身が何なのかは買った人のお楽しみにしときましょう。 山下陽光
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無題
¥300
SOLD OUT
年月日:2018.06.28 サイズ:- mm 素材:缶、プラスチック 場所:香港 発見者:下道基行 date:29.06.2018 size:- mm material:can, plastic place: Hong Kong discoverer: Motoyuki Shitamichi 香港の路上で採取。 コカコーラの空き缶がストローごと車に踏まれたもの。道路に落ちていて踏まれて道路/地面の形が転写されている。表面に無数の凹凸。勝手にフロッタージュのようになっている。大地の記録。 香港ではコーラの瓶や缶をストローで飲む光景をよく見る。 ただ、今日のニュースで日本のあるファミレスがストローを廃止するニュースを見たが、ゴミ問題でストローを使わない様になっていくだろう今の世の中で、 この光景は懐かしいものになるかもしれない。 ※購入後にすぐに「発送済み」のメールが来ると思いますが、発送は3週間後になります。少々お待たせ致しますが、ご了承ください。
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つめ
¥250
SOLD OUT
年月日:2018.05.23 サイズ:10×9×1 mm 素材:プラスチック 場所:愛知、日本 発見者:下道基行 "nail" date:24.05.2018 size:10×9×1 mm material:plastic place: Aichi, Japan discoverer: Motoyuki Shitamichi 家を掃除していてビデオテープを発見した。 タイトル「高3スペシャルステージ」。 そういえば、高校生の時にバンドを組んでいた。 進学校だった。 ガンズ&ローゼズのコピーバンドだった。 このテープは高3の文化祭のライブステージの記録だった気がする。 うっすらと記憶が蘇った。 ただ、今ビデオテープを再生するデッキもない(家にテレビすら無い)ので、中を見る事は出来ない。 テープの"つめ"を折ってみた。 (上から別の動画をダビングしてしまい消さない為の行為) ”つめ”のみ販売します。 (テープ本体は付きません) I found one video tape, when i did spring cleaning in my house. The tittle of this tape is "special stage / hight school 3rd". I formed a rock band in hight school time. it was copy band of "GUNS N' ROSES". This video is recording the concert of our band at school cultural festival. I can't remember a lot. I can't watch it, because i dont have video deck in my house now. Tv also. I snapped "nail" of this tape. ※ I sale only "nail" without tape.
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iPhone S
¥500
SOLD OUT
年月日:2018.04.03 サイズ:124×58×8 mm 素材:紙 場所:香港、中国 発見者:下道基行 date:03.04.2018 size:124×58×8 mm material:paper place: HongKong, China discoverer: Motoyuki Shitamichi 紙製の最新のiPhone。 使えません。 日本は桜の時期だと言うのに、僕はひとり「香港」にいる。。 昼時、いつも通っている食堂の近所を散歩していると、奇妙な店を発見した。それは様々な商品の並ぶコンビニやスーパーのような店なのだが、すべての商品が紙で作られているのだ…。 店員さんに話しを聞くと、「故人があの世で幸せに暮らせる様に」と燃やす物らしい。以前、沖縄で「紙銭」と呼ばれる紙で作られたお金を燃やす行事は出会った事があったが。香港では紙で作られているのはお金だけではなく、故人の好きだった食べ物や時計や服や生活の様々な物が紙で作られ、そして燃やされる。紙紮は、日本語でいうなら、紙のお供え物(英語=Paper offerings)。昔は巨大な家や船等も紙で作られも燃やされたというが、現在では、大量生産された紙の”商品”がお店に並ぶ。 やはり故人が欲しい物は時代によって変化するので、これらの商品も時代を反映しているし、それが残る事はなく消えていくということも面白い。 香港の友人に「この紙紮のアーカイブとか博物館とかないの?」と聞くと、聞いた事がないみたい。この100年くらいのがアーカイブされていたら面白いのに。 ということで…、 最新の紙のiPhoneはいかがでしょうか。 裏に記された機種名は「iPgwe」。 オブジェとするも良し、燃やすも良し…。 産地直送で香港から発送致します。 香港からの送料込みで500円。 I found it at roadside of HongKong. It is new iphone. It is paper offering. You can't use it yet. It is like a object. But you can burn it. The times are changing, afterlife too.
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iPgwe
¥500
SOLD OUT
年月日:2018.04.03 サイズ:124×58×8 mm 素材:紙 場所:香港、中国 発見者:下道基行 date:03.04.2018 size:124×58×8 mm material:paper place: HongKong, China discoverer: Motoyuki Shitamichi 紙製の最新のiPhone。 もちろん使えません。 日本は桜の時期だと言うのに、僕はひとり「香港」にいる。。 昼時、いつも通っている食堂の近所を散歩していると、奇妙な店を発見した。それは様々な商品の並ぶコンビニやスーパーのような店なのだが、すべての商品が紙で作られているのだ…。 店員さんに話しを聞くと、「故人があの世で幸せに暮らせる様に」と燃やす物らしい。以前、沖縄で「紙銭」と呼ばれる紙で作られたお金を燃やす行事は出会った事があったが。香港では紙で作られているのはお金だけではなく、故人の好きだった食べ物や時計や服や生活の様々な物が紙で作られ、そして燃やされる。紙紮は、日本語でいうなら、紙のお供え物(英語=Paper offerings)。昔は巨大な家や船等も紙で作られも燃やされたというが、現在では、大量生産された紙の”商品”がお店に並ぶ。 やはり故人が欲しい物は時代によって変化するので、これらの商品も時代を反映しているし、それが残る事はなく消えていくということも面白い。 香港の友人に「この紙紮のアーカイブとか博物館とかないの?」と聞くと、聞いた事がないみたい。この100年くらいのがアーカイブされていたら面白いのに。 ということで…、 最新の紙のiPhoneはいかがでしょうか。 裏に記された機種名は「iPgwe」。 オブジェとして置いておくも良し、燃やすも良し…。 産地直送で香港から発送致します。 香港からの送料込みで500円。 I found it at roadside of HongKong. It is new iphone. It is paper offering. You can't use it yet. You can burn it. The times are changing, afterlife too.
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蟻鱒鳶ル売り鱒
¥8,000
SOLD OUT
年月日:2017.12.10 サイズ:221×60×60mm 素材:コンクリート、合成漆、純金粉 場所:東京都 制作者:岡啓輔、下道基行(金継ぎ) date:10.12.2017 size:221×60×60mm material:concrete, lacquer, gold powder place: Tokyo, Japan creator:Keisuke Oka, Motoyuki Shitamichi ペットボトルを型にしたコンクリートの物体。 名前は「蟻鱒鳶ル売り鱒」というらしい。 制作者は岡啓輔さん。 折れているのを金継ぎをした。コンクリートの金継ぎははじめてだ。 先日はじめて、東京田町の蟻鱒鳶ル(アリマストンビル)に行った。 蟻鱒鳶ルは、岡啓輔さんが、2005年から作っている鉄筋コンクリート製の手製の建築物/建造物。 :::::::::::::::: 蟻鱒鳶ルという名前は、信頼する芸術家で友人のマイアミにつけてもらいました。命名料も渡してお願いしました。「アリマス」というのは、「ここにあります」という肯定的な願いを込めてて、「あるかもね」とか弱い感じじゃなくて、「ある」と断言して肯定する感じです。 また、マイアミが「おれは建築のことは知らないけれども、シェラトンとかヒルトンとかトンのついているホテルはイケてる気がする、一流だ」(笑)と。で、「アリマストン」となり、そこで僕が、「漢字がいいんだけどね。」と言って、アリ=蟻、マス=鱒、トン=鳶、としました。陸海空の動物の漢字で、それぞれの動物がしょぼい感じも気に入っています。 「僕は建築のいらない世界をずっと夢見てきた。:岡啓輔インタビュー」より http://haps-kyoto.com/haps-press/oka_interview/oka/ :::::::::::::::: この日、新しい骨董は岡さんとトークを蟻鱒鳶ルで行なう事になった。 夕暮れ時の薄暗い建築現場の中のような建物の中、窓はあいているが穴があるだけで枠とかもついていないので、外なのか内なのか分からない空間が面白い。岡さんは淡々と建物について語った。この建物の作り始めた事、コンクリートの事、そしてこの場所が現在再開発に巻き込まれている事、未来の事…、ゆっくりとゆっくりと丁寧に話す岡さんの話しに耳を傾けていると、遠い昔の時代にタイムスリップして静かに囲炉裏を囲んでいる話を聞いているような、暖かく深い感覚に陥った。 新しい骨董も岡さんや蟻鱒鳶ルに見守られながら素晴らしい話を交わす事ができた。 蟻鱒鳶ルにはペットボトルを型にしたコンクリートの固まりが沢山あった。 めちゃくちゃ美しい。。。 「蟻鱒鳶ル売り鱒」について岡さんのコメントは以下。 ::::::::::::::::::: …… カスミ食べて太れる体質でもなく、富豪でもない僕が十数年も収入無くやっていってること自体そもそも間違い。乗り越える道を探さなきゃ潰れるのはそもそも必至、コレは今までサボってきて(お金)の事を考えなかった罰である! で 煮えくり返って眠れない夜〜朝になる頃考えまくって出した策がコレ。 【蟻鱒鳶ル売り鱒】 あまり良くわかってないけどクラウドファンディングのようなのを、自分でやれる範囲でやってみるか、と。 手売りファンディングです。 まず、売り出すのは「蟻鱒鳶ル(小)」10,000円。 僕が休憩中に飲んだり、旅先で買ってきたペットボトルに、蟻鱒鳶ル特製生コンを丁寧に詰め長く養生したズッシリ重たい一品! とても持ちやすくデザインされており、オフィスに置いてなまった身体をこのコンクリートダンベルで鍛えるとかサイコーです! もちろん床の間に飾るとか。 そしてコレは【蟻鱒鳶ル完成パーティー招待券】でもある。 数年後に必ず開かれる岡泣きまくり踊りまくりパーティーへの招待券です! 買ってくれた人は必ず参加出来るような、たっぷり余裕なパーティースケジュールを設定します。 このギネス級に重たいチケットを手に入れ、あなたの思いをどうかどうか岡に投げ込んで下さい! この策で、借金増大をいくらかでも食い止め、蟻鱒鳶ルラストスパートグイグイ頑張らせて頂きたい!! どうかどうか!!皆様よろしく心よりお願いいたし鱒!!!!! ブログ「蟻鱒鳶ル保存会」より http://arimasutonbi.blogspot.jp/?m=1 :::::::::::::::: 古い食器とかは大事に使われていたり、忘れ去られている間に時間が立ち、「骨董」になったりするが、現在大量にデザインされ製造されているペットボトルは1回しか使われないで捨てられるし、置いておいてもガラスや陶器と違い劣化するだけだし。ただ、蟻鱒鳶ルで作られているこのこのコンクリートのペットボトル「蟻鱒鳶ル売り鱒」は、すでに絶滅したペットボトルの形を留めるものになっているのかもしれないな…、しかも岡さん特製の200年持つと言われるガラスのようにピカピカのコンクリート…、と考えると居ても立っても居られなくなってしまった。 「ひとつ欲しいのですが…」 と話すと、岡さんは重たいし後で発送してくださるとの事。ただ、さらに少し欲が出て、 「もし、折れているのとかあれば…」 とお願いしてみた。 そして届いた物がこれだ。 形からいろいろ調べると伊藤園「ジャスミン茶」のボトル。 まだ、絶滅していないが。 未来に先回りして、骨董をキャッチしてみませんか。 お一ついかがでしょうか。 今なら、なんと2割引の8000円!!!!!! 僕としては、完品でサイン入りの【蟻鱒鳶ル売り鱒】をこちらで購入する事を絶対!オススメします。 https://arimasu.thebase.in/ ※2011年の震災でもヒビひとつ入らなかった蟻鱒鳶ル。そんな岡さんのコンクリートの【蟻鱒鳶ル売り鱒】がなぜ破れたか気になって連絡すると「割れたペットボトルに揃ってるモノが無く、それは、少し高いところから落として割りました。割れる様も見たかったので、、」とのこと。岡さんがわざわざ割ってくれたものでした。 岡 啓輔(おかけいすけ) 1965年福岡県生まれ、1986年国立有明工業高等学校卒業。20代は会社員から現場での作業員へ転身、鳶、鉄筋工、型枠大工、建売住宅の大工などを生業にし、年に数か月は自転車で日本中を建築行脚の旅に出る生活を送る。舞踏もはじめ、美術に関するスペース『岡画郎』も運営。2003年SDレビュー特別賞「藤森照信賞」受賞。 1988年から高山建築学校参加、2001年より現在まで同校の運営に携わる。 2005年に蟻鱒鳶ル着工、蟻鱒鳶ル保存会主宰、現在に至る。
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蟻鱒鳶ルの欠片
¥10,000
SOLD OUT
年月日:2017.12.10 サイズ:116×54×29mm 素材:コンクリート、合成漆、純金粉 場所:東京都 制作者:岡啓輔(蟻鱒鳶ル)、下道基行(金継ぎ) date:10.12.2017 size:116×54×29mm material:concrete, lacquer, gold powder place: Tokyo, Japan creator:Keisuke Oka, Motoyuki Shitamichi ::::::::::::::::::::: 「蟻鱒鳶ル」読みは「アリマストンビル」、友人マイアミが名付け親です。2005年の着工以来、沢山の友人達に手伝ってもらいながら、植物のように、ゆっくりゆっくり出来ている小さなビルです。 蟻鱒鳶ルのコンクリートは、上質の砂とジャリを使い、水セメント比は37%、少しずつの量を箕で丁寧に型枠に入れ、一週間以上水をかけながら養生します。出来たコンクリートはギュッと詰まった感じです。ある研究者には「200年以上保つ」と言ってもらえました。 200年!!想像も難しいとても遠い未来です。 「蟻鱒鳶ルを200年残す価値のある建築にする」事は、凡才の僕にとって身震いし、足のすくむ仕事です。 でも、もう信じているんです。 蟻鱒鳶ルの在る未来を。 ブログ「蟻鱒鳶ル保存会」より http://arimasutonbi.blogspot.jp/ ::::::::::::::::::::: 岡啓輔さんが建てている鉄筋コンクリート建築「蟻鱒鳶ル」。 ”2005年の着工以来、沢山の友人達に手伝ってもらいながら、植物のように、ゆっくりゆっくり出来ている小さなビル”。 その欠片を金継ぎしました。 なんだか、手に握ってみると、コンクリートも金継ぎもキラキラしてて、未来の石器のようです。手放したくない。。 岡さん特製のペットボトル型のコンクリートの物体【蟻鱒鳶ル売り鱒】もオススメです!お早めに!!! https://arimasu.thebase.in/ 岡 啓輔(おかけいすけ) 1965年福岡県生まれ、1986年国立有明工業高等学校卒業。20代は会社員から現場での作業員へ転身、鳶、鉄筋工、型枠大工、建売住宅の大工などを生業にし、年に数か月は自転車で日本中を建築行脚の旅に出る生活を送る。舞踏もはじめ、美術に関するスペース『岡画郎』も運営。2003年SDレビュー特別賞「藤森照信賞」受賞。 1988年から高山建築学校参加、2001年より現在まで同校の運営に携わる。 2005年に蟻鱒鳶ル着工、蟻鱒鳶ル保存会主宰、現在に至る。
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焼過ぎたクロワッサン
¥3,500
SOLD OUT
制作:下道基行 年月日:2017.11.03 サイズ:ーmm 素材:パン 場所:愛知県 "overroasted bread" creater:Motoyuki Shitamichi date:03.11.2017 size:ーmm material: bread, place: Aichi Japan また再び、 朝、妻が、パンを焦がした。今度はクロワッサン。 食べるのを諦めさらにじっくり焼きあげ、炭にした。 この朝の妻の失敗を永遠にしてみようと。 【戯言1】 今回は、妻の方から「クロワッサンを焦がしたんだけど…いる?」と自己申告してきた。妻が手にしていた少し焦げてしまったクロワッサンは妙に魅力的だった。 早速、”炭化”することにした。 要らなくなった鍋にそれを入れて、銀紙でフタをして小さな穴をあけ、カセットコンロの上に置き、庭で火をつける。中火。はじめは煙が出るので、本を読みながら火の番。1時間半ほどすると、煙は全く出なくなり、完全な炭化が完成した。水分を完全に失い、ひと回り小さくなり、硬くなった。黒色が美しい。 【戯言2】 2015年夏、北海道を旅行しながら訪ねた羅臼町郷土資料館に展示された真っ黒の出土品と出会った。それらは、案内をしてくださった涌坂周一さんが昭和57年に発掘(松法川北岸遺跡)、復元を行なってきたもの。アイヌ文化に多くの影響を与えたというオホーツク文化の謎に満ちた豊かな生活を伝える遺物として国の重要文化財に指定された。 この発見で非常に興味深いのは、発掘された竪穴式住居跡が火災にあっていたこと。1300年以上の時間を越えて木製品が現存していた理由が、火災により室内が偶然炭焼き窯のようになり木製の生活品たちが炭化したからだという。もしも炭化していなかったら、他の遺跡同様に木製品たちは腐敗して朽ちていたそうだ。 偶然に焼けてしまったことによって、その時の些細な日常生活は凍結され未来への歩みを始める事になった。 【戯言3】 パンは絵を描くことと密接に関わっている。 高校の2年生の時、はじめて食パンを“使った”。木炭デッサンが受験で必須である油絵学部を受験する僕には食パンは“食べるもの”でもあり“使うもの”だった。木炭デッサンを行なう柔らかい素材の用紙は消すゴムでは硬過ぎて傷つけてしまうため、昔から今でも木炭デッサンには食パンを使う。炭で描きパンで消す。はじめて食パンを買って、中の白いフワフワのところを少しつまんでこねて“使った”ときの罪悪感と新しい感覚を覚えている。 炭化したパンは触れるとポロポロと壊れやすいので、フキサチーフを軽く振りかけた。
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納豆のパック 3
¥4,500
SOLD OUT
年月日:2017.10.22 サイズ:94×95×34mm 素材:発泡スチロール、合成漆、純金粉 場所:福岡県 制作者:山下すん、下道基行 "a pack of Natto" date:22.10.2017 size:94×95×34mm material:Polystyrene foam, lacquer, gold powder place: Fukuoka, Japan creator:Sun Yamashita, Motoyuki Shitamichi 再び、 陽光くんの娘すんちゃん(3歳)が納豆のパックを開けようとして、勢い余ってフタの部分をの角をバリッと少し破いてしまったそうだ。 先日、福岡の陽光くんの自宅に遊びにいくと、壊れてしまった納豆のパックを保管してくれていたので、家に持ち帰り合成漆と純金粉で金継ぎすることにした。 すんちゃんももうすぐ4歳。納豆のパックも上手に開けられるようになってきている。最後の金継ぎになるのではないか。 フタと器両方付き。
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焼過ぎたパン
¥3,500
SOLD OUT
制作:下道基行 年月日:2017.9.26 サイズ:90×47×10mm 素材:パン、フキサチーフ 場所:愛知県 "overroasted bread" creater:Motoyuki Shitamichi date:26.6.2017 size:90×47×10mm material: bread, place: Aichi Japan 再び、 朝、妻が、パンの片面を焦がした。2枚も。 食べるのを諦め、もう片面もじっくり焼きあげ、炭にした。 この朝の出来事を永遠にしてみよう。 【戯言1】 半分焦げてしまったパンを、妻の許可を取り、”炭化”することにした。 要らなくなった鍋にそれを入れて、銀紙でフタをして小さな穴をあけ、カセットコンロの上に置き、庭で火をつける。中火。はじめは煙が出るので、本を読みながら火の番。1時間半ほどすると、煙は全く出なくなり、完全な炭化が完成した。水分を完全に失い、ひと回り小さくなり、硬くなった。黒色が美しい。 【戯言2】 2015年夏、北海道を旅行しながら訪ねた羅臼町郷土資料館に展示された真っ黒の出土品と出会った。それらは、案内をしてくださった涌坂周一さんが昭和57年に発掘(松法川北岸遺跡)、復元を行なってきたもの。アイヌ文化に多くの影響を与えたというオホーツク文化の謎に満ちた豊かな生活を伝える遺物として国の重要文化財に指定された。 この発見で非常に興味深いのは、発掘された竪穴式住居跡が火災にあっていたこと。1300年以上の時間を越えて木製品が現存していた理由が、火災により室内が偶然炭焼き窯のようになり木製の生活品たちが炭化したからだという。もしも炭化していなかったら、他の遺跡同様に木製品たちは腐敗して朽ちていたそうだ。 偶然に焼けてしまったことによって、その時の些細な日常生活は凍結され未来への歩みを始める事になった。 【戯言3】 パンは絵を描くことと密接に関わっている。 高校の2年生の時、はじめて食パンを“使った”。木炭デッサンが受験で必須である油絵学部を受験する僕には食パンは“食べるもの”でもあり“使うもの”だった。木炭デッサンを行なう柔らかい素材の用紙は消すゴムでは硬過ぎて傷つけてしまうため、昔から今でも木炭デッサンには食パンを使う。炭で描きパンで消す。はじめて食パンを買って、中の白いフワフワのところを少しつまんでこねて“使った”ときの罪悪感と新しい感覚を覚えている。 炭化したパンは触れるとポロポロと壊れやすいので、フキサチーフを軽く振りかけた。
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焼過ぎたパン
¥3,500
SOLD OUT
制作:下道基行 年月日:2017.9.26 サイズ:90×47×10mm 素材:パン、フキサチーフ 場所:愛知県 "overroasted bread" creater:Motoyuki Shitamichi date:26.6.2017 size:90×47×10mm material: bread, place: Aichi Japan 再び、 朝、妻が、パンの片面を焦がした。 食べるのを諦め、もう片面もじっくり焼きあげ、炭にした。 この朝の出来事を永遠にしてみよう。 【戯言1】 半分焦げてしまったパンを、妻の許可を取り、”炭化”することにした。 要らなくなった鍋にそれを入れて、銀紙でフタをして小さな穴をあけ、カセットコンロの上に置き、庭で火をつける。中火。はじめは煙が出るので、本を読みながら火の番。1時間半ほどすると、煙は全く出なくなり、完全な炭化が完成した。水分を完全に失い、ひと回り小さくなり、硬くなった。黒色が美しい。 【戯言2】 2015年夏、北海道を旅行しながら訪ねた羅臼町郷土資料館に展示された真っ黒の出土品と出会った。それらは、案内をしてくださった涌坂周一さんが昭和57年に発掘(松法川北岸遺跡)、復元を行なってきたもの。アイヌ文化に多くの影響を与えたというオホーツク文化の謎に満ちた豊かな生活を伝える遺物として国の重要文化財に指定された。 この発見で非常に興味深いのは、発掘された竪穴式住居跡が火災にあっていたこと。1300年以上の時間を越えて木製品が現存していた理由が、火災により室内が偶然炭焼き窯のようになり木製の生活品たちが炭化したからだという。もしも炭化していなかったら、他の遺跡同様に木製品たちは腐敗して朽ちていたそうだ。 偶然に焼けてしまったことによって、その時の些細な日常生活は凍結され未来への歩みを始める事になった。 【戯言3】 パンは絵を描くことと密接に関わっている。 高校の2年生の時、はじめて食パンを“使った”。木炭デッサンが受験で必須である油絵学部を受験する僕には食パンは“食べるもの”でもあり“使うもの”だった。木炭デッサンを行なう柔らかい素材の用紙は消すゴムでは硬過ぎて傷つけてしまうため、昔から今でも木炭デッサンには食パンを使う。炭で描きパンで消す。はじめて食パンを買って、中の白いフワフワのところを少しつまんでこねて“使った”ときの罪悪感と新しい感覚を覚えている。 炭化したパンは触れるとポロポロと壊れやすいので、フキサチーフを軽く振りかけた。
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伝単03
¥500
SOLD OUT
年月日:2017.9.21 サイズ:11.9×8.9×0.1cm 素材:紙 場所:韓国 ソウル 発見者:下道基行、セバスチャン、シネ "propaganda leaflet from north korea" date: 21.9.2017 size:11.9×8.9×0.1cm material:paper place:seoul, Korea discoverer:Motoyuki Shitamichi , Sebastian, Shin-ae 路上にはいろいろなものが落ちている。 所有者がはっきりした”落とし物”の場合は元の人に返すべきだが、 このサイトでは普通にはゴミとして捨てられてしまう/ているものを拾い、 その拾った場所からネットで販売をしている…。 だから旅中もよく下を向いて歩くようになってしまったが、 このインターネットの時代に路上で”伝単”を拾うとは思ってもみなかった…。 韓国・ソウルの路上で採取。 おそらく、北朝鮮によってソウルにばらまかれたプロパガンダのビラが車に踏まれたもの。道路に落ちていて踏まれて道路/地面の形が転写されている。表面に無数の凹凸。勝手にフロッタージュのようになっている。 今夜、韓国ソウルでミーティングの帰り道、北朝鮮の国旗が描かれたビラが路上に落ちているのを見つけた。ただ、韓国はよく高利貸しなどのビラを路上に撒いているので、気にしつつも拾わずレジデンスに帰り、リビングでビールを飲んでいると、隣の部屋のセバスチャンがやって来て「ミチ、コレ見た?」と、見ると路上に落ちていたそのビラを手にしている。その時、北朝鮮がソウル上空で撒いただろうプロパガンバのビラである事に気がついた。昼間は無かったので数時間前に撒かれたのだろう。早速、もう1人の韓国人の滞在者シネを誘い、夜中のソウルの町を路上を見ながら歩く事に。 すると、ビラは10メートルに1枚くらいの頻度で落ちている。風船か飛行機か何かから撒いたのだろうか。種類は6種類程度。シネは韓国人なのでその内容を訳してくれる。以前、伝単を拾った子供が警察に届けたところ、あめ玉と交換してくれたという。僕らはまるで、『ポケモンGO』をやるかのように、街角に出現する「レア物」を探し興奮しながら歩き回ると、2時間くらいが過ぎている。 ”伝単”は飛行機が登場する第一次世界大戦以来、敵の戦意を失わせるためによく撒かれていたという。かつての戦時中の”伝単”は骨董としてネットオークションで現在高値で取り引きされている。当時、この嫌な紙切れを拾って大切に保管しておくような物好きもなかなかなかったのではないか。 その夜は朝4時に寝ても寝付けず、9時から起きて再び別の駅前を1時間ほど歩いたが、路上は非常にきれいになっていて、路上の”伝単”はすでに姿を消していた。すでにこの伝単は少し骨董になったのだろうか。警察に持って行ったら本当にあめ玉と交換してくれるのだろうか。
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伝単02
¥500
SOLD OUT
年月日:2017.9.21 サイズ:11.9×8.9×0.1cm 素材:紙 場所:韓国 ソウル 発見者:下道基行、セバスチャン、シネ "propaganda leaflet from north korea" date: 21.9.2017 size:11.9×8.9×0.1cm material:paper place:seoul, Korea discoverer:Motoyuki Shitamichi , Sebastian, Shin-ae 路上にはいろいろなものが落ちている。 所有者がはっきりした”落とし物”の場合は元の人に返すべきだが、 このサイトでは普通にはゴミとして捨てられてしまう/ているものを拾い、 その拾った場所からネットで販売をしている…。 だから旅中もよく下を向いて歩くようになってしまったが、 このインターネットの時代に路上で”伝単”を拾うとは思ってもみなかった…。 韓国・ソウルの路上で採取。 おそらく、北朝鮮によってソウルにばらまかれたプロパガンダのビラが車に踏まれたもの。道路に落ちていて踏まれて道路/地面の形が転写されている。表面に無数の凹凸。勝手にフロッタージュのようになっている。 今夜、韓国ソウルでミーティングの帰り道、北朝鮮の国旗が描かれたビラが路上に落ちているのを見つけた。ただ、韓国はよく高利貸しなどのビラを路上に撒いているので、気にしつつも拾わずレジデンスに帰り、リビングでビールを飲んでいると、隣の部屋のセバスチャンがやって来て「ミチ、コレ見た?」と、見ると路上に落ちていたそのビラを手にしている。その時、北朝鮮がソウル上空で撒いただろうプロパガンバのビラである事に気がついた。昼間は無かったので数時間前に撒かれたのだろう。早速、もう1人の韓国人の滞在者シネを誘い、夜中のソウルの町を路上を見ながら歩く事に。 すると、ビラは10メートルに1枚くらいの頻度で落ちている。風船か飛行機か何かから撒いたのだろうか。種類は6種類程度。シネは韓国人なのでその内容を訳してくれる。以前、伝単を拾った子供が警察に届けたところ、あめ玉と交換してくれたという。僕らはまるで、『ポケモンGO』をやるかのように、街角に出現する「レア物」を探し興奮しながら歩き回ると、2時間くらいが過ぎている。 ”伝単”は飛行機が登場する第一次世界大戦以来、敵の戦意を失わせるためによく撒かれていたという。かつての戦時中の”伝単”は骨董としてネットオークションで現在高値で取り引きされている。当時、この嫌な紙切れを拾って大切に保管しておくような物好きもなかなかなかったのではないか。 その夜は朝4時に寝ても寝付けず、9時から起きて再び別の駅前を1時間ほど歩いたが、路上は非常にきれいになっていて、路上の”伝単”はすでに姿を消していた。すでにこの伝単は少し骨董になったのだろうか。警察に持って行ったら本当にあめ玉と交換してくれるのだろうか。
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伝単01
¥500
SOLD OUT
年月日:2017.9.21 サイズ:11.9×8.9×0.1cm 素材:紙 場所:韓国 ソウル 発見者:下道基行、セバスチャン、シネ "propaganda leaflet from north korea" date: 21.9.2017 size:11.9×8.9×0.1cm material:paper place:seoul, Korea discoverer:Motoyuki Shitamichi , Sebastian, Shin-ae 路上にはいろいろなものが落ちている。 所有者がはっきりした”落とし物”の場合は元の人に返すべきだが、 このサイトでは普通にはゴミとして捨てられてしまう/ているものを拾い、 その拾った場所からネットで販売をしている…。 だから旅中もよく下を向いて歩くようになってしまったが、 このインターネットの時代に路上で”伝単”を拾うとは思ってもみなかった…。 韓国・ソウルの路上で採取。 おそらく、北朝鮮によってソウルにばらまかれたプロパガンダのビラが車に踏まれたもの。道路に落ちていて踏まれて道路/地面の形が転写されている。表面に無数の凹凸。勝手にフロッタージュのようになっている。 今夜、韓国ソウルでミーティングの帰り道、北朝鮮の国旗が描かれたビラが路上に落ちているのを見つけた。ただ、韓国はよく高利貸しなどのビラを路上に撒いているので、気にしつつも拾わずレジデンスに帰り、リビングでビールを飲んでいると、隣の部屋のセバスチャンがやって来て「ミチ、コレ見た?」と、見ると路上に落ちていたそのビラを手にしている。その時、北朝鮮がソウル上空で撒いただろうプロパガンバのビラである事に気がついた。昼間は無かったので数時間前に撒かれたのだろう。早速、もう1人の韓国人の滞在者シネを誘い、夜中のソウルの町を路上を見ながら歩く事に。 すると、ビラは10メートルに1枚くらいの頻度で落ちている。風船か飛行機か何かから撒いたのだろうか。種類は6種類程度。シネは韓国人なのでその内容を訳してくれる。以前、伝単を拾った子供が警察に届けたところ、あめ玉と交換してくれたという。僕らはまるで、『ポケモンGO』をやるかのように、街角に出現する「レア物」を探し興奮しながら歩き回ると、2時間くらいが過ぎている。 ”伝単”は飛行機が登場する第一次世界大戦以来、敵の戦意を失わせるためによく撒かれていたという。かつての戦時中の”伝単”は骨董としてネットオークションで現在高値で取り引きされている。当時、この嫌な紙切れを拾って大切に保管しておくような物好きもなかなかなかったのではないか。 その夜は朝4時に寝ても寝付けず、9時から起きて再び別の駅前を1時間ほど歩いたが、路上は非常にきれいになっていて、路上の”伝単”はすでに姿を消していた。すでにこの伝単は少し骨董になったのだろうか。警察に持って行ったら本当にあめ玉と交換してくれるのだろうか。
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無題
¥350
SOLD OUT
年月日:2017.7.20 サイズ:10.5×8.6×0.3cm 素材:缶 場所:韓国 ソウル 発見者:下道基行 date: 20.7.2017 size:10.5×8.6×0.3cm material:can place:seoul, Korea discoverer:Motoyuki Shitamichi 韓国ソウルの路上で採取。 コカコーラの空き缶が車に踏まれたもの。 道路に落ちていて踏まれて道路/地面の形が転写されている。表面に無数の凹凸。勝手にフロッタージュのようになっている。大地の記録。 裏にゲタをつけて、壁に飾ってもめちゃくちゃかっこいいと思いますし、友人の誕生日プレゼントにあげても結構パンチあると思います。
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無題
¥350
SOLD OUT
年月日:2017.7.11 サイズ:-×-×-cm 素材:缶 場所:沖縄 発見者:下道基行 date: 12.7.2017 size:-×-×-cm material:can place:okinawa, japan discoverer:Motoyuki Shitamichi 沖縄の路上で採取。 沖縄ローカルドリンク「ミキ」の空き缶が車に踏まれたもの。ミキは「飲む極上ライス」と書かれた白米で作られた飲み物。おばあちゃんが商店でまとめが買いをしているのをたまに見る。 道路に落ちていて踏まれた缶は、道路/地面の形が転写されている。表面に無数の凹凸。勝手にフロッタージュのようになっている。大地の記録。 味わい深い存在感。 額装するのもおすすめです。 7月17日までに購入していただけたら、沖縄より直送します。
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無題
¥350
SOLD OUT
年月日:2017.7.11 サイズ:-×-×-cm 素材:缶 場所:沖縄 発見者:下道基行 date: 12.7.2017 size:-×-×-cm material:can place:okinawa, japan discoverer:Motoyuki Shitamichi 沖縄の路上で採取。 コカコーラの空き缶が車に踏まれたもの。道路に落ちていて踏まれて道路/地面の形が転写されている。表面に無数の凹凸。勝手にフロッタージュのようになっている。大地の記録。 今や沖縄の産業のひとつである琉球ガラスは、戦後米軍の捨てたコカコーラの空き瓶を拾って再生したことがひとつの始まりだという。 7月17日までに購入していただけたら、沖縄より直送します。